夢を叶えた卒業生のその後をご紹介します。
佐原消防署勤務
本宮 未紀さん
千葉県私立 木更津総合高校出身
- 消防士の高い倫理観・使命感に感銘を受けました
- 私が消防を志したのは、在学中に消防署でインターンシップをさせて頂いたことがきっかけです。
4日間、消防訓練・救急訓練・救助訓練の体験をさせていただきました。初めのうちはとてもぎこちなく格好がつかなかったのですが、訓練を進めるうちに、姿勢や体の動きもなんとか格好がつくようになりました。
その後の消防訓練では、ホースを延ばして何本も繋げ、実際に放水したりなど現場さながらの高度な技術・行動力を目の当たりにすることができて、高い倫理観・使命感に感銘を受けました。このとき、私もこの人たちと一緒に仕事がしたい。消防の一員になりたいと思いました。 - 実際の女性消防職員に会えたことが、消防士になれたきっかけ
- 女性消防職員にはどんな任務があるのか、どんな人が適しているのかを知りたいと思い、富津市の女性消防職員にお会いし、救急訓練などについてご指導をして頂きました。救急資機材やAEDの取扱いなど、とにかく難しいものばかりでした。
指導してくださった方は厳しい訓練にも前向きで使命感が高く、それでいてとても優しい方でした。この体験をしたことで、消防士になりたいという気持ちがより強くなりました。
今まで勉強をしっかりとしてこなかった私は、実習が終わってからも公務員になるための試験勉強を必死にやりました。時には担当の先生に泣きついたり、今までに経験したことがないような勉強漬けの日々でしたが、部活で培った集中力・忍耐力で、消防職員採用試験に無事合格することができました。 - 地元で暮らす人々が安心して生活できるように頑張ります
-
今、私は地元香取市の消防本部にいます。任務は男性職員と全く同じで、2交代制で24時間勤務をしています。
24時間勤務ではもちろん昼食や夕食、仮眠もありますが、火災や急病が発生すれば時間をとわず消防自動車に乗って現場に向かいます。また平時には救助訓練での体力錬成やロープ渡過、梯子登はんなど体力と技術力を磨いています。
消防の任務は、地域の方々への安心安全な生活の提供です。私は、香取市に住む人々が安心して生活できるよう強い使命感を持って任務にあたっています。今までもこれからも。そのためにも、業務はもちろんのこと、消防訓練、救急訓練、救助訓練など高度な訓練にも積極的に取り組んでいきたいです。地方では、まだまだ女性消防職員というのは認知度が低く、女性消防士がいない署がほとんどです。これからは清和大学からも女性消防職員がたくさん輩出されることを強く望んでいます。