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女子ソフトボール部

文部科学大臣杯第59回 全日本大学女子ソフトボール選手権大会
~前年度覇者中京大学に0-1の惜敗~

8月29日(木)愛知県安城市の安城総合運動公園東祥アリーナで、文部科学大臣杯第59回全日本大学女子ソフトボール選手権大会開会式が行われました。当初は、メイン会場のデンソーブライトペガサススタジアムで開催予定でしたが、台風10号接近に伴う悪天候のため東祥アリーナでの実施となりました。

例年はチーム毎に整列して式典を行いますが、今回は選手同士の親睦や交流を目的に学年毎の塊で集合しての開会式となりました。

『・・・私達は4年前、新型コロナ感染症拡大に伴いインターハイが中止となり悔しさを味わいました。今年の元旦には、新年早々に能登半島地震が発生し、現在でも多くの困難を抱えている人達がいます。・・・大好きなソフトボールができる環境に感謝して・・・』選手を代表して地元中京大学主将が宣誓した言葉に感銘を受けた会場の人達から大きな拍手がわき起こりました。

開会式の最後には、 地元チアダンス グループによる歓迎演技に、選手達は拍手を送って楽しみました。更に、先月イタリアで開催された第17回世界選手権で優勝した全日本チームの石川・後藤・切石・川畑・下山・須藤の6選手が激励に訪れ、会場から大きな歓声と拍手がわき起こりました。

  • 清和大学 女子ソフトボール部
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台風の接近で大雨の予想もあって試合開始が危ぶまれましたが、奇跡的に29日夜から雨が止み、30日朝には試合開始可能な状態となりました。しかしながら、不安定な空模様は続いていたので「・試合開始時間45分繰り上げ・シートノック無し・球廻し禁止」等々の特別ルールで第1試合のプレーボールを迎えました。

清和大学は、予定では14時15分の試合開始でしたが、途中降雨中断もあって、16時過ぎの試合開始となりました。

初戦の相手は地元の中京大学。中京大学は前回の優勝チームで、今回も優勝候補の有力校の一つに名前の挙がる強豪校。

先発投手後藤颯希(2年 福島東稜)、捕手堀江舞耶 (3年 矢板中央)のバッテリィーが中京攻撃陣を押さえ込み、6回まで得 点を許しませんでした。

4回裏、先頭の古堅 菜奈未(4年 浦添商業)が狙い澄ましてレフト前ヒットで出塁、続く佐々木藍(3年 専大北上)もレフト前ヒットで続いて無死1・2塁の好機を作り、4番以降の中軸打者の一打に期待が集まりました。ここで中京は作戦タイムを取り、投手を交代。リリーフした投手に後続打者が押さえ込まれ、先制点は奪えませんでした。

6回を終えて0-0。日没も迫り、球場は暗くなりボールも見えにくいまま7回を迎えました。中京は一死1・2塁の好機を作り出しました。次打者の一撃は内野ゴロかと思われましたが、清和にとってはアンラッキーなバウンドとなりセンター前にボールが抜けてしまい、2塁ランナーが生還して1点を先制されました。しかし、その後はバッテリィーと野手陣の頑張りで追加点を許しませんでした。

7回表を終わり、日没時間も過ぎていたのでナイター設備のある隣接する デンソープライドペガサスアリーナに移動して試合が再開されました。しかし、前年度優勝チームの壁は高く0-1のままゲームセットを迎えました。

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地元チームで前年度優勝チームでもある中京大学の試合ということで、多くの一般客やトップリーグ関係者等が見守る試合となりました。清和大学の保護者や卒業生も、沖縄や福島等々から家族ぐるみで応援に駆け付けて頂きました。

試合が終わると、観客からは ナイスゲームと声を掛けて頂きました。見ず知らずの観客の方から感動しましたとのお声も頂きました。出場した選手だけでなく、試合に参加できなかった部員達1人1人がそれぞれの持ち場で、それぞれの役割を全力で果たした結果がナイスゲームに繋がったと思います。

試合後、保護者の皆さんも交えて記念写真を撮りました。この大会で4年生は引退となります。3年生以下は、10月から始まる秋季リーグ戦に向けて新しいチーム作りが始まります。

今回目標としたインカレベスト8は、達成できませんでした。しかし、見る人を感動させる試合を体現できた部員達は、この目標を達成できる日が遠くない将来にやって来ることを実感できた大会となりました。

今まで応援頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

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