Seiwa University

地域連携・社会貢献

コンソーシアムのコアとなる包括的連携

平成29年7月7日(金)、清和大学並びに清和大学短期大学部は、独立行政法人国立高等専門学校機構・木更津工業高等専門学校と包括的な連携に関する協定を締結しました。

コンソーシアムのコアとなる包括的連携

契機

本学は、県立木更津東高校と協定を締結(2015.11)し、出前講座や大学講義の受講、文化祭等の学校行事交流などで連携を図ってきた。また、本年3月(2017.03)には、地区の4高等学校(県立天羽高校、県立君津商業高校、県立君津高校、県立上総高校)と教育提携に関する協定を締結し、教育に関する交流・連携を通じて相互に教育活動の理解を深めつつ、地域教育の中核としてコンソーシアム型連携の構築を目指し、その振興の一翼を担うことに尽力している。この度、千葉大学COC+の協力校として、地域連携・創生に、積極的に参画しておられる木更津工業高等専門学校から、包括的な連携に関する協定締結の呼びかけがあり、賛同し締結するに至った。

展望

「サイバー防御コンテスト」で、最高賞(経済産業大臣賞)を受賞(2017.05)した木更津高専は、その知識・技能を活かし、いま社会の脅威として日本中に警鐘を鳴らしている「情報セキュリティ」問題に、COC+事業として取り組み、地域連携・創生しようとしている。本学の大学力や法学的リソースは、必ずやその実現の大きな力となり、全国的にもまれに見る産学官共同の地域連携・創生事業が展開できる。

清和大学 織田恭一 学長 あいさつ

清和大学、学長の織田でございます。只今、協定締結を済ませ、改めて身の引き締まる思いがいたしております。
皆様ご承知のとおり、本年3月14日、清和大学並びに清和短期大学部と近隣の県立高等学校4校様と教育提携に関する協定を締結し、既に実施済みの1校を合わせ、合計5校様と協定を締結いたしました。この5校様とは、現在、教育提携に関する内容の協議を行っているところでございます。
このような状況の中、今般、さらに、木更津高専様との間で「包括的な連携に関する協定」を締結できましたことに大きな期待と夢を抱いております。この度の「包括的連携に関する協定」は、これまでの県立5校様との提携とは異なり、コンソーシアム型の連携の中核に、木更津高専様と清和大学並びに清和短期大学部が位置するものでございます。
まず、そのスタートとして、現在、木更津高専様は文科省指定の地方創生事業の活動を行っておられますところ、その中に清和大学並びに清和短期大学部が加わります。
この地方創生事業(COC+:千葉大学核、木更津市とも包括連携)においては、木更津高専様は、昨年、サイバー防御コンテストで優勝され、その実績とリソースを有効活用し、現在、地域のサイバーセキュリティに関するコミュニティ形成を推進中でございます。この中に清和大学が得意とする「法」の分野で協力し、また清和短期大学部も「ブック・カフェ」等の分野で協力することが出来れば、「サイバーセキュリティに関するコミュニティ」推進が一層充実したものになっていくものと確信しております。
本日ご参集頂いた各校の皆様には、是非ともそれぞれのリソースを結集させていただき、本協定を成功させていただきたくお願い致しまして学長の挨拶とさせていただきます。

清和大学短期大学部 真板竜太郎 学長 あいさつ

理事長の真板でございます。本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。短期大学部学長も兼ねておりますので、式に先立ち、双方の立場を踏まえて一言ご挨拶いたします。
この度は、独立行政法人国立高等専門学校機構・木更津工業高等専門学校と、我が学園の清和大学並びに清和大学短期大学部とが、包括的な連携に関する協定を締結できますことを大変うれしく思っております。
この君津学園は、英語講習所を開設して以来、70年有余年の間、地域教育振興のためにどうあるべきかを常に考え続け、一歩一歩を踏みしめるように、有為な人材の育成を目指して邁進してまいりました。
先(本年3月)に歩を進めた地域の5つの高等学校との教育提携協定締結も、地域の課題解決、あるいは地域づくりに継続的に取り組み、地域の活性化及び地域の人材育成に資する活動を生み出すコンソーシアムづくりを目的としております。
今般その取り組みの核となる形で、千葉大学COC+(COCプラス)の協力校として、地域連携・創生に、積極的に参画しておられる木更津工業高等専門学校様と、包括的な協定を締結できますは、本学園の連携事業自体が教育現場だけにとどまらず、地域社会へとそのフィールドの裾野を広げ、多様性と深みを持ったものへと発展することを意味しております。
木更津工業高等専門学校様は、この5月に「サイバー防御コンテスト」で、みごと最高賞(経済産業大臣賞)を受賞され、その知識・技能を活かし、いま最も大きな社会の脅威として日本中に警鐘を鳴らしている「情報セキュリティ」問題に、真っ向から取り組み、地域連携・創生をなさろうとしているとお聞きしております。清和大学の大学力や法学的リソースは、必ずやその実現の大きな力となれると確信しております。
また、「真心教育」の精神のもと、「地域における幼児教育の推進」を教育方針に、幼児教育者育成校としての伝統と実績を生かし、地域社会に貢献する清和大学短期大学部の力は、木更津市との包括的連携に基づき、産官学連携事業として取り組んでおられる「みなまちブックカフェ」のような市民交流、コミュニティづくりに、一役も二役もお役に立てるものと考えております。
挙げました事例は、出発のほんの一部に過ぎません。これまで、同じ木更津太田山の地にありながら、工業と法学(理系と文系)という学問内容の違いの距離のあった2校が、地域連携・創生の名のもと、包括的な連携協定締結により、手を取り共に歩みを進めることは、実に素晴らしいことであり、その無限の可能性を鑑(かんが)みるとき、胸躍り高鳴るところであります。
地域連携・創生のため、手を取り合い、力を尽くして参りましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
言葉整いませんが、本学園理事長として、併せて清和大学短期大学部学長として、式に先立ってのご挨拶とさせていただきます。

地域の人材育成のためのコンソーシアムづくり

平成29年3月14日(火)、清和大学並びに清和大学短期大学部は、君津市、富津市にある県立高等学校4校と教育提携に関する協定を締結いたしました。すでに協定締結している、県立木更津東高等学校を含むと、地区の県立高等学校5校と締結をすませたことになります。また、近く独立行政法人国立高等専門学校機構・木更津工業高等専門学校との締結も予定しています。

地域の人材育成のためのコンソーシアムづくり

展望

「高大連携」は、高等学校と大学との接続を目的にしたものですが、各学校のニーズに応じた様々な形態の連携だけにとどまらず、短期大学部が児童総合学科を有することからも、協定締結したそれぞれの学校が、すでに持っている学校種とのつながりを大切にし、地区教育問題連携協議会(仮称)を設けるなどして、初等中等教育全体も対象とした、地域の活性化及び地域の人材育成に資する活動を生み出すコンソーシアムづくりができるような連携のあり方を、皆様と一緒に模索していきたいと考えています。

具体的な活動(案) すでに実施しているものも含む

  1. スクールサポーターの(学生)派遣
  2. 出前講座(生徒対象)、高等学校の授業改善の取組み(教員対象)
  3. 大学授業体験、高等学校・大学の相互授業の受入れ
  4. 今日的教育問題のシンポジウム(高大連携協議会)
  5. 職員研修、部活動顧問研修(スポーツと法、危機管理など)
  6. インターンシップの相互受入れ(図書館体験、教職インターンシップ)
  7. キャリア教育に関する特別講座講師派遣、学校安全と法に関わる講座等
  8. 市民講座の合同開催 等

清和大学 織田恭一 学長 あいさつ

ただいま協定締結を済ませ、あらためて身の引き締まる思いがいたしております。この思いは、本学が地域の「知の拠点」として、その役割・機能を果たすべく、地域の高等学校と連携して、様々な取組を展開することにより地域貢献をより充実したものにしていく第一歩であるという自覚と、覚悟に他ならないと考えております。

既に地域連携の取組みといたしましては、本学は、県立木更津東高校と協定を締結し、高大学校間連携を図ってきたり、地域アクティブスクールの県立天羽高等学校に、学生を派遣して、学習サポートボランティアを行ってきたりしております。

さらに学校間連携ではありませんが、千葉県の制度(たまごプロジェクト)を活用して行ってきた、木更津市内小中学校の特別支援学級への学習支援学生派遣の実績を高く評価いただき、木更津市教育委員会との連携協定締結や、木更津市民の大きな御期待のもとに行っている生涯学習市民公開講座(年間全7回)も行っております。

これらの活動は、それぞれに素晴らしい成果をあげ、連携する高等学校、あるいは地域と本学の双方にメリットがあり、さらなる充実が望まれているところであります。

今後は、その活動を礎として、地域の課題解決、あるいは地域づくりに継続的に取り組み、地域の活性化及び地域の人材育成に資する活動を生み出すコンソーシアムづくりに、今回の協定締結を発展させたいと胸を膨らませております。

御参集いただいた各校の皆さん、個々のニーズに応じた各校との連携はもとより、ぜひ共通の目標に向かって、地域教育振興のためのリソースをプールしていくことができるような組織づくりに、お力添えいただきたくお願い申し上げます。

清和大学短期大学部 真板竜太郎 学長 あいさつ

昭和42年に創立された本学は、40有余年の歩みの中で、「真心教育」の精神のもと、「地域における幼児教育の推進」を教育方針に、幼児教育者育成校としての伝統と実績を生かし、地域社会に貢献する短期大学として、有為な人材の育成を目指して邁進してまいりました。

南房総地区における唯一の幼児教育者育成校としての本学が、すでに協定を締結している木更津東高等学校を含むと、このたび地域の5つの高等学校と、教育提携に関する協定を締結できましたことは、第一に、本学で生み出された、または蓄積してきた幼児教育に関する知的資源やノウハウを広く地域社会に提供し、貢献していく窓口が広がったこと。

第二に、地域の高等学校の生徒との触れ合いをとおして、今日的な教育的ニーズの把握や、学びの実態を知ることにより、本学の教育・研究活動へフィードバックする機会が増えたこと。

第三に、これまで以上に、地域の高校生を、地域を支える幼児教育専門人材として育成することができるようになると期待されること。という意味において非常に素晴らしいことであると感じています。

また、今回協定締結をいただいた高等学校の中には、地域の小中学校との連携を深めている学校や、すでに他大学との高大連携を始めている学校もあると聞いております。それぞれの学校がすでに持っている、こうしたつながりを大切にし、学校種の枠を超えて複数の大学や高等学校、小中学校が連携し、地域の人材育成や課題への対応を一体となって行えるような連携のあり方を模索できればと考えております。

期待や夢が膨らむばかりですが、ここに御参集の皆様のお力添えがあれば、実現可能なことと確信しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

「教職課程」木更津市教育委員会と連携協定を結びました

  • 木更津市教育委員会と清和大学との連携協力に関する協定
  • 木更津市教育委員会と清和大学との連携協力に関する協定

2015年3月19日、本学は「木更津市教育委員会と清和大学との連携協力に関する協定」を締結しました。本学は1994年に開学して20年を過ぎ、多くの人材を送り出してきました。2006年に開設した教職課程も間もなく10年となり、市内の小・中学校に勤務する卒業生も毎年輩出しています。

教員養成は大学の中だけでできるものではなく、学校現場において児童生徒・保護者、先生方・地域の方々と関わり学ぶことで、理論と実践を往還することが不可欠です。今までも本学は、ボランティア活動や教育実習を通して木更津市内の小・中学校との関わりを持たせていただいてきました。今回の連携協定によって、交流の機会が拡大するとともに、継続的・体系的な取り組みが可能になることを大変喜ばしく思っています。また、学校現場でより多くの児童生徒の皆さんと関わることになりますので、大学における指導を一層強化することで、木更津の教育力の向上に少しでも貢献できるよう努めてまいります。さらに、本学の強化指定部(柔道部・剣道部・野球部・ソフトボール部・陸上部)に所属しつつ教職課程で学ぶ学生も多くおりますので、地域のスポーツ振興にも関わりたいと考えています。

地域の皆様には、本学の学生が学校現場等でお世話になることにつきまして、ご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。